選んだクルマは
さて、選んだクルマは何かおわかりになっただろうか。
所々正体がわかる書きぶりもしてるので、まあクルマ好きの諸兄ならお見通しであろう。
そう、選んだのはCitroën Berlingo Shine XTR Packである。
人生初の白いクルマ、、、いや、ブランバンキーズなクルマ(;^_^A
仏語でブランは白、バンキーズは流氷だそうな。
サーブルという砂色が人気のようだが、これにすると6万500円も高くなるし、今でこそ流行してるものの、何年かしたら「あぁ、あの頃流行ってたよね」ってなりそうな悪寒なのでやめた。
なにより、白にオレンヂのアクセントこそ、最近のシトロエンっぽくていい感じだと思う。
カミさん、当初そんな気あんまりなかったように見えたものの、実車見たら一気にその気になっちゃったようで、
「7月の北海道に間に合うなら欲しいよね~」って宣うから、
「へ?北海道はロードスターで行くだよ」って返すと、
「ありえんし」って、、、
「ありゃ?そうなの?」
「そう、ムリ!」
というわけで、
急遽「ねぇ、納車間に合う?」と営業マンに詰め寄る。
したらば、白のXTRはカタログ落ちしちゃってるのでもうないと最初は言うし、
でもちょうど15台発注がまだありましたので4月には納車できるかと思いますとのこと。
なんかシトロエン豊橋のこの兄ちゃん、なんか心許ない。
こっちは買う気満々になってるのに、どうものらりくらり。
そうか、ついこないだまでは即完売だとか、納車半年待ちとかの超人気者だったからか、無理してまで売らなくていいのか?
カミさん試乗してみてから決めるよって言ってるんだから、普通その場で無理にでも勧めないか?
こりゃあ、シトロエン浜松も行ってみたほうがいいねってことで、その場は辞する。
翌週末の22日土曜日、シトロエン浜松へと向かう。
距離的には豊橋より若干遠いが、時間的にはほぼ同じ。
立地は、豊橋は周辺にほぼ何もないが、浜松は自動車街のただ中にあり、ショッピングセンターや飲食店も多いし、SWENも近くにある。
ただ、店構えはどちらも狭かったり傾斜あったりと、どっちも駐車しにくいのが気になるところではあるが、ここでしか買えないのだから仕方ない。
対応してくれたのは、先週と同じような年代の若い営業マン。
最初、大丈夫か?と思ったが、こちらの質問にもスラスラ答えるし、工賃も100円単位までサラっと出てくるくらいで、納期に関しても、現在日本に向かってる船に1台だけ空きがあって、2月4日に豊橋港に陸揚げ予定だとか、次の発注分は4月に陸揚げ予定と、具体的だ。
限定車のリップカールだって、既に完売と即答だった点でも力量の差が見えた。
「ここで買う」と決めたので、あとはカミさん試乗して問題ないか確認したら、契約だ。
というわけで、翌日カミさん試乗。
オイラは走りについては、前日再試乗して理解が深まっていたので、今日は助手席から乗り心地や各デバイスの使い勝手を確認する。
カミさんの印象は、大きさも気にならないし、乗りやすいとのこと。
心配されたウインカーの出し間違えもしなかったし、基本コレしか乗らない彼女はすぐ慣れるだろう。
助手席の印象は、兎に角乗り心地がいいということに尽きる。
ゆったりした揺れは、大きなクルーズ船のようでどんぶらこといった独特の乗り心地で助手席に乗ると寝ちゃうこと間違いなさそうだ。
Android Autoも使いやすいし、左右独立のエアコン調整もいい。
ただ、無線給電をするとPixel5はSIMが誤作動してしまうようで、いただけない。
最も、例の半導体不足で、今回やってくる第3弾バージョンには無線充電機能がついていないのだとか。納車後追加で装着するということだが、なくてもいいかも。
ショールームに戻っていろいろ細かいところをチェックすると、カップホルダーは少し小さ目ながらも、置けないことはなく、よっぽど太いタイプでなければ大丈夫。
スライドドアが重いというが、たしかにロックかけちゃうとすごく重いのだが、かけなきゃそうでもないので、大丈夫でしょう。ちなみにコツがあるようなので、納車されたら確認しよう。
あと気になったのは、2つほど。
ひとつめは、ラゲッジの床になにやら工具ケースのようなものが置いてあるので聞いてみると、パンク修理キットだという。少し前まではテンパータイヤながらスペアタイヤを積んでいたそうだが、床下を覗いてみると見事にない。
しかもそれを上げ下げするためのレンチをさす窪みもそのままというのも、日本車じゃありえないところ。
もちろん、ジャッキや工具もなくなっている。
で、パンク修理キットを入れるところも用意されていない。こんなに収納するとこ多いのに? 流石である。
まあ、これまでバーストしてスペアタイヤのお世話になったのは1度だけで、後は空気足して修理するとこ迄走れてるので、これでいいんだけどさ。軽量化にもなってるしね。
だけど、この手の勝手に仕様変更がかなり頻繁にあるようで、CITROËN JAPONでも把握できてないとこがあって、船から出てくるまで何が来るかわからないガチャガチャ状態なのだそう。最近では、メーターがデジタルメータになってきたという個体が数台あったらしいのだけど、例の半導体不足で生産できず、結局アナログメーターのままになったとか。噂では次のロットからヘッドライトがLED化されているという話もあるようだが、オイラはLEDのあの強烈な光ってあんまり好きくないので、ハロゲンのままでもいいかな。
ふたつめは、自動防眩ミラー
最近、採用が増えてるんだけど、これはいただけない。
というのも、カミさんとオイラは、足の長さや手の長さはほぼ同じで、座高だけカミさんが10cmくらい低いので、ドラポジは変えなくていいのだが、物理式のミラーを防眩位置に切り替えるだけで乗れちゃうというのが良かったのに、それができなくなってしまうのだ。
ベルランゴでも彼女にベストポジションをとってもらい乗り込むと、ルームミラー以外はベストポジションだった。
最近流行りのルームミラー型ドラレコにしちゃえばいいのだけど、折角ついてる左下の確認用サイドカメラモニターが使えなくなっちゃう。
両方を満たすオプションはあるのだけど、バカ高いので、ここは手動でミラー調整するしかなさそうだ。
安全装置や各種ギミックでデミオにあってベルランゴにないものは、リアクロストラフィックアラートとシートヒーターとLEDヘッドライト、オートロック機能付きスマートキーくらいかな。
リアクロストラフィックアラートは便利だったけど、後方左右の視界はヨサゲなので大丈夫でしょう。
シートヒーターは社外品を一席5万5千円で装着可能ということだったが、肌触りのいいファブリックシートなので、取り敢えずはなくてもいいと判断。ヘッドライトは、先にも書いたようにあんまりLEDの照射って好きくないし、4灯式だし、ハロゲンの柔らかい光のほうがこのクルマにはあっているような気がするので、玉切れした時に考えよう。最初からLEDついてきたら、まあそれはそれでいいけどさ。
オートロックは、慣れちゃってるので欲しかったけど、ロックするの物理ボタンじゃないし、タッチするだけなので我慢しよう。
解除はハンドル握るだけだしね。
逆に、デミオになくてベルランゴにあるものは、
エレクトリックパーキングブレーキ:まあ自動で作動するのであってもいいか。
フロント/サイド/バックソナーにトップリアビジョン付きバックカメラに、サイドカメラモニター:これらは幅広ボデーなのであれば便利に違いない。
アクティブクルーズコントロール:1車線のバイパスを走るときとっても欲しかった一品。
2車線以上の高速では、ついていくの嫌いなのでいらないけどね。
介入付きのレーンキープアシスト:どの程度の精度で介入するかによるけど、年寄なんだからあったほうがいいか。
トラフィックサインインフォメーション:時々ここ制限速度どんだけ?ってなるからあればあったでいいかな。
ドライバーアテンションアラート:大きなお世話じゃけど、時代だわな。
タイヤ空気圧警告灯:いるね。数値が出ないのが惜しいけど。
ヘッドライトOFFスイッチなし:点灯する明るさ基準がよくなったからいいね。既に日本でも義務だし。
左右独立調整式オートエアコン:カミさんと暑さ寒さの感覚が違うので必要。
全席ワンタッチ機構付きパワーウインドウ:今時運転席しかないデミオがおかしいわな。
エコモードにすると、日本車にはないコースティングしてくれるので、高速道路などでは高燃費が期待できるだろう。
こんなとこかな。
安全機能についてはほぼほぼフル装備なので、問題ないね。
オプションは、フロアマットとラゲッジトレイ、リアドア、リアクォーター、リアゲートウインドウのサンシェードのみ。
これにシトロエンメンテナンスプログラムのライトプラン(オイルとエレメントと12か月点検を2年分)をつけた。
輸入車にしてはお安いとはいえ、限りなく400万円に近い支払総額は、過去最高額である。
それでもロードスターRFより安いし、CX-30とそんなに変わらないので、お買い得といえばお買い得かも。
納車日は、予定通り2月4日に豊橋港に陸揚げされたそうだが、シトロエン・プジョーあわせて2千台規模の陸揚げだったそうで、
入管手続きにだいぶかかるらしい。ウチは既に船に乗ってる状態でだいぶ後になって抑えたので、手続きも遅くなるらしく、3月6日なら確約できるがそれより前となると微妙とのこと。
出来れば2月登録で2月中に納車されたらいいのだけど、これは果報を待ちましょう。
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